DGウルトラマン3

DGウルトラマン3



2010年5月25日発売。

全国のベンダーマシンで、各300円にて販売。


ラインナップは、
ウルトラマンメビウス、ウルトラマンエース、ウルトラマンタロウ(A)、ウルトラマンタロウ(B)、

ジャンボキング(A)、ジャンボキング(B)、バードン
、の全7種類。

ウルトラマンタロウ、ジャンボキングに関しては、1/2アソートでの混入となっています。



ウルトラマンメビウス
ウルトラマンエース
ウルトラマンタロウ(A)
ウルトラマンタロウ(B)
ジャンボキング(A)
ジャンボキング(B)
バードン



 
ウルトラマンメビウス



第3弾の幕開けは、子供にも人気の高いウルトラマンメビウス。

お馴染みにのポーズでの立体化となりました。

アルソリといい、HDといい、他にポーズが無いのかとやや不満です。

メビュームシュートのポーズのメビウスフィギュアって確か無いはず。





背面まで、非常に丁寧な塗装がされています。それは本当に驚くほど。

ただ、ファイティングポーズにしてもやや前傾姿勢過ぎる気がします。

造型と塗装は凄く良い。本当に良い。





顔は、頑張っているけどいまいち似ていません。

目を真っ白の塗装にしたのは正解かと。

メタリックブルーのカラータイマーが綺麗です。






メビウスブレスの塗装。

こういうところこそ、自慢のデジタル印刷を使うべきなのではないでしょうか。

手塗りにしてもあまりに雑過ぎます。

塗装以前に、造型が破綻していますが。


 
ウルトラマンエース



凛々しいファイティングポーズでの立体化となった、ウルトラマンエース。

プロポーションは完全に再現され、細かい部分の造型も凄い逸品。





背面は少しだけ赤が飛んでいる気がしないでもないですが、とても丁寧。

首あたりのシワや、太ももの裏のシワも効果的で、目を見張ります。





特徴的なマスクは、緻密な造型塗装によって完全再現。

鼻や頬の微妙なラインは、丁寧な造型で表現されております。

実によく似ているし、目の塗装もかなり雰囲気が出ています。





実際のスーツでは、スーツの赤と胸プロテクターの赤は素材が違うため、色が微妙に異なります。

しかし、塗装が売りのシリーズであるDGも、さすがにそこまでは再現する元気は無かったようです。

それでも、充分なハイクオリティで大満足です。


 
ウルトラマンタロウ(A)



右手を勢いよく突き出したポーズでDG化。

『ウルトラマンタロウ』第19話でのポーズと思われますが、左腕にキングブレスレットをはめています。

別にブレスレットを投げている場面ではないようです。





イケメン。超イケメン。

造型は完璧だと思います。

やや濃い色で目の縁取りもしているし、額のビームランプの塗装の丁寧なこと。

これは素晴らしいタロウ。





プロテクターの金ボタンも、全て綺麗に塗装されています。

写真ではわかり辛いですが、実際はかなり鮮やかな金色をしていて、とても見栄えが良いです。





キングブレスレット。

出来は良い。非常に良い。

けれど私としては、ここはブレスレット無しの手首で、キングブレスレットだけ独立して付属させてほしかったです。

HGウルトラマンでの、バードンVSタロウを再現できるように。

これはこれで、悪くないですが。





タロウのブーツが白いという非常に珍しい立体物ですが、これは対バードンのスチール写真を再現しているそうです。

あらゆる資料の書籍を実家に置いてきてしまったため、確認は出来ませんが。

教えてくださった方、ありがとうございました。


 
ウルトラマンタロウ(B)



本シリーズの、もうひとつのタロウ。

『ウルトラマンタロウ』第19話で、バードンに対してキングブレスレットを使用した際のポーズを立体化。

AとBは1/2アソートになっているため、両方ゲットは少し難しいです。





キングブレスレットは、大ボリュームの造型に緻密な塗装。

ファンも納得のポーズと出来です。


 
ジャンボキング(A)



『ウルトラマンA』第52話に登場した、最強超獣ジャンボキング。

これまでに倒された複数の超獣・宇宙人の怨念が合体して出来上がった、最強の超獣。

それがお馴染みのサイズで、ハイクオリティなフィギュアとしてついに登場しました。





尻には、ユニタングの胴体が。

表皮の塗装は、土台となる色に暗い色でスミ入れがされており、とてもリアルな処理がされております。

造型もとにかく圧巻。





顔はほとんどデジタル塗装で処理され、小さな目の中の瞳や、鼻の頭の微妙な色合いを完全に再現しております。

鼻の上の、青と銀を混ぜたような色は最高ですね。

歯の1本1本にまで、塗装は及んでおります。





胴体、腕、全てにおいて最高の造型と塗装。

どこも非の打ち所の無い出来です。





側面や背中も、細かい部分まで忠実に再現。

エースがこれにまたがって攻撃していましたが、痛そうだなあ。


 
ジャンボキング(B)



先述のジャンボキングのバージョン違いで、異次元に出現した時の様子をイメージした塗装になっています。

混入率は1/2アソート。

ミニブックにはただ「ジャンボキング(B)」としか記述されておらず、子供がこれを手にしたらどう思うのか気になります。





何ともコメントし辛いアイテム・・・。

とりあえず、これらの絶妙な塗装が大きな個体差も無くコンスタントに綺麗に塗装されているのは驚きです。

この技術は地味に凄い。

アイテムとしてあまり嬉しくないですが。





何度見ても、造型は凄い。

ジャンボキングに関しては、通常だけ持っていればいいと思います。

異次元Ver.は、フルコンプ派の人だけ狙えば・・・といった感じ。


 
バードン



『ウルトラマンタロウ』第17〜19話に登場した、火山怪鳥バードン。

めちゃくちゃ強く、タロウとゾフィーを徹底的に苦しめました。と言うか殺しました。

そして今回のアイテムは、とにかく凄い。マジで凄い。

このサイズで、こんなバードンが手に入ってしまうとは。

まさに驚嘆の一品です。





HGウルトラマンではやけに赤と青の強い安っぽい色で、顔もあまり似ていませんでした。

ところが今回はどうでしょう。

ひたすら文句のつけようの無い、最高の出来ではないですか。

クチバシもメリハリの利いた造型と塗装で、リアリティを表現しています。





背中も完璧。全部完璧。

表面のゴツゴツ感も、細密な塗装も、全てが最高です。





300円でこの出来栄えは、まるで夢のよう。

昔のサービス精神旺盛だったバンダイでも、この値段でここまで凝った塗装はしてくれませんでした。

買ってよかったDGバードン。





ウルトラマンタロウと並べることで、バードンの口を封じたキングブレスレット投擲シーンを再現可能。

一緒に飾りましょう。



以上、DGウルトラマン3でした。

感想・ご意見などいただけると、とても嬉しいです。


今回の目玉は、やはり何といってもバードンとジャンボキング(通常)。

ウルトラマンAもかなり良かったです。

メビウスは、思っていたよりは良い出来でしたが、下を向きすぎなポーズは萎える・・・。


総じてかなり良い出来でしたけどね。

ただ、いまいちラインナップが魅力的ではありません。

昭和ファンは大喜びですが、何を目指しているのかわからないラインナップ構築。

第2弾はあんなに熱かったのに。


第4弾は、2010年9月発売予定だそうです。

ラインナップ公開が今から楽しみですね。


ではでは。



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