DGウルトラマン4

DGウルトラマン4



2010年9月27日発売。

全国のベンダーマシンにて、各300円。

ラインナップは、ウルトラマンレオ、ダークロプスゼロ、テクターギア・ゼロ、テクターギアブラック、

ウルトラマンジャックA、ウルトラマンジャックB、ベムスター、ザンボラー、の全8種類。

テクターギア2種はそれぞれ1/2アソート、ウルトラマンジャック2種はそれぞれ1/2アソート。

ダークロプスゼロは「レアアソート」と呼ばれる変則アソートになっており、1ボール中の入り数が少ないようです。


今回は、昨年ヒットした『ウルトラ銀河伝説』にスポットを当てつつ、てれびくん等で展開中の企画に登場する新キャラクターも参戦。

さらに昭和ファンにも嬉しいラインナップとなっており、非常にバランスの取れたシリーズとなりました。

塗装や造形のクオリティも、グングン上がっていっている気がします!



ウルトラマンレオ
ダークロプスゼロ
テクターギア・ゼロ
テクターギアブラック
ウルトラマンジャックA
ウルトラマンジャックB
ベムスター
ザンボラー


 
ウルトラマンレオ



『ウルトラマンレオ』で主役を張って地球を守った、L77星出身のウルトラ戦士。

キングブレスレットを装着していることから、第26話以降のスーツの再現であることがわかります。

『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説』では、かつて師匠だったセブンが設けた息子・ウルトラマンゼロを指導する立場として活躍。

今回は、レオと言えばこのポーズ、というくらい定着しているファイティングポーズ。拳法に精通しているレオならではの構えです。





レオにしては少し脚が短くないか・・・?

と疑問に思うのですが、気にしたら負けかも。

何気にブーツに汚し塗装がされていて、土に汚れながら戦うことの多かったレオのイメージを再現しています。





造形は非常に良く、かなりイケメン。

銀河伝説版のスーツか・・・?とも思うのですが、どうなのでしょう。でもやっぱり元祖のマスクに見える。

プロテクターは綺麗に塗り分けされ、胸のマークも少々はみ出しながらも結構綺麗に塗装されています。

真っ赤な一本スーツゆえに、脚部の分割は仕方ない。けれどシワ再現でうまく誤魔化してあるのであまり気になりません。


 
ダークロプスゼロ



2010年11月〜12月発売予定の『ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』に登場する、謎の黒いウルトラマンゼロ。

ほぼ同時にHDM創絶シリーズでも商品化されましたが、DGも負けじとリリース。

今回のダークロプスは、2009年12月に発売されたDGウルトラマン2のウルトラマンゼロをリペイントしたもの。頭部のみ新規造形。

単なる色替えアイテムですが、ゼロと全く同じポーズで対峙させて飾れるというのは、なかなか嬉しいですね。





さすがDGだけあって、塗装はとても丁寧。

マットブラックにコッパーのラインが映えます。

HDMで塗られていなかった背部プロテクターは、こちらではちゃんと赤く塗装されていますね。ではやはり、HDMは省略だったみたいです。





こうして見ると、プロテクター部の塗装はかなり雑だったり。

あまりに赤が強すぎます。そもそもプロテクターの間の赤スミ入れは蛇足だったのでは。

ちょっと汚い印象が否めないだけに、とても残念。


 
テクターギア・ゼロ



『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場したウルトラマンゼロが、レオの特訓を受けていた頃に装着していた鎧。

ゼロは嫌がっていましたが、これのお陰でなんとか強くなれた模様。

コンセプトや名称からもわかるように、『アンドロメロス』のコスモテクターをモチーフにしているのではないかと。

テクターギアはソフビ人形で発売されましたが、動きのあるポーズでの立体化は恐らく初めて。

私としては、実は通常のウルトラマンゼロよりこっちの方が好きだったりします。





造形の気合の入り方が半端じゃない。

テクターギアは、前も後ろも非の打ち所の無いほどに完全再現され、オレンジ色のチューブも丁寧に塗装されています。

下半身の生身のゼロも含めて新規の造形で、ブルーとシルバーのラインが綺麗に処理されております。





ファイティングポーズがどこかレオとかぶるのは、やはり恩師の影響を受けたからでしょうか。

右手が実に良い表情をしています。

頭部ヘルメットのバイザー部分は、光沢ブラックで塗装。


 
テクターギアブラック



てれびくん付録DVD『ウルトラマンゼロ 激突!テクターギアブラック!!』に登場した、ダークロプスゼロのテクターギア版。

突如ゼロに戦闘を挑んできた謎の戦士で、その能力の程は不明。

その真相は『ウルトラ銀河伝説 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』で本格的に描かれるようです。

現在のところ雑誌の写真と付録DVDにしか登場していないマイナーキャラクターで、フィギュア化されるのは驚き。





ゼロの単なる色替えアイテムですが、塗装の手間は段違いになっています。

これで採算取れるのか・・・?と心配になってしまうほどのクオリティ。

ダークロプスはゼロの青い部分がコッパーになっていますが、テクターギアブラックは鎧にもコッパー面が追加されています。

とにかく文句無しの完成度。





とにかく完成度の高い逸品。

ダークロプスゼロが残念な出来だっただけに、こちらはとても嬉しいですね。

胸にもコッパー塗装が追加され、わざわざ中央に銀ラインを残すというところまで完全再現。





ヘルメット側面の造形が凄すぎる。

胸と同様に、肩から腕にかけての鎧も中央に銀のラインが入っています。

工場の塗装工程ではゼロと別のマスキングが必要になるため、やはり手間が全然違いますね。

1/2アソートのアイテムは嫌われがちですが、今回のゼロとブラックは大成功だと思います。


 
ウルトラマンジャックA



『帰ってきたウルトラマン』の主役を張った、ウルトラマンジャック。

立てひざのスペシウム光線ポーズでDGになりました。

左腕にウルトラブレスレットを着けているので、第18話以降の再現。

何故ここで帰マンなのか、いまいち意図が読めませんが。

HGシリーズでも帰マンは山ほど出ているし、DGになってまで2種も出す必要あったのだろうか・・・。





出来は良いです。かなり。

造形は文句無いし、帰マン特有の二重ラインも丁寧に再現されているし。

しかし地味。





地味アイテムですが、頭部の造形が素晴らしいですね!

これだけの小サイズで、帰マンの頭を実に忠実に再現しています。

残念な点としては、目の塗装が少し雑。

覗き穴もしっかり再現されていますが、ちょっと大げさな気がします。これでは黒目にしか見えない。

左腕のウルトラブレスレットは綺麗に塗装。


 
ウルトラマンジャックB



帰マンの別バージョン。ブレスレットを投げているポーズになっています。

恐らく第18話「ウルトラセブン参上!」にて、ベムスターにウルトラブレスレットを投げつけた際の再現ではないかと。

ベムスターと対峙させて飾りましょう。


 
ベムスター



『帰ってきたウルトラマン』第18話に登場した、宇宙大怪獣ベムスター。

一度はジャックを退けた強豪で、ファンの人気も非常に高い奴。

HGで造形的に出来の良いものが出ていましたが、今回はDGの技術を最大限に活かして再登場。





表面のゴツゴツ感を忠実に再現。

この色合いがよい雰囲気ですね。

尻尾はかなり尖っているので注意しましょう。





頭部にはDGならではのデジタル立体印刷を採用。

吹く座雑で微妙な体色や、赤い縁取りまでされた目を完全再現しています。

これではわかり辛いけれど頭部はクリア成型になっていて、ツノがクリアイエローに・・・見えないか。なんでクリア成型なんだろう。

歯の一本一本も細かく塗装。





腹部とそこから下がっている体毛にも、デジタル印刷を採用。

濃い青緑の印刷に黒い汚し塗装が施され、スーツの質感を出来る限り再現しています。

脚部のグラデーションも良いですね。



それにしてもまあ、このベムスターは帰マン版ということでいいのでしょうか。

下半身はどう見ても帰マンなのですが、上半身が大怪獣バトル版に見えて仕方がありません。

帰マンのベムスターはこんなに首長くないし、肩幅あるし、袖も長めなはずなのですが。第一、顔が似ていない。

けれどブレスレット投げジャックいるわけだし、帰マン版ということなのでしょう。きっと。


 
ザンボラー



『ウルトラマン』第32話に登場した、灼熱怪獣ザンボラー。

HGから引き続き展開されているマン・セブンコンプリート計画の一環で、長らく立体化が望まれていた怪獣です。

さすがに待たせてくれただけあって、素晴らしいクオリティでリリースされました。良い時代にラインナップされたものです。





ガヴァドンBの着ぐるみを改造されて製作されたザンボラー。

背中の炎のようなものとトゲトゲが強烈で気付きにくいですが、胴体にはその名残がほぼそのまま残っています。

劇中でも光っていた背中のパーツはクリア成型にクリア塗装が施されて再現。頭部のツノもクリアになっております。

目や唇、さらに白い歯の一本一本に至るまで丁寧に塗装。





尻尾が長い。非常に長い。

体表の色も再現度高いし、造形も一級品です。

これは文句無しのザンボラー。



以上、DGウルトラマン第4弾でした。

皆さんの購入の参考になったり、少しでも新しい発見でもあれば、これ以上の喜びはありません。


ウルトラはここ1年間ほど、映画やOVではありますが新シリーズが展開されていて、DGもそれに合わせてリリースしていますね。

ラインナップも魅力的で、特に今回のテクターギア2種類はとても嬉しかったです。昭和ファンも忘れていない演出もニクい。


今回の目玉アイテムは、やはりテクターギアブラック。次いで、ザンボラーでしょうか。

例によって1/2アソートの目立つ構成でしたが、テクターギアは納得の完成度。帰マンは・・・要るのか?

テクターギアブラックに本気出しすぎて、帰マン入れないと採算取れなくなっちゃったのかな。それなら納得。


DG仮面ライダー4から導入された「レアアソート」が今回のダークロプスゼロにも採用されたわけですが、評判は悪いようです。

変則アソートで入り数が少ないため、手に入れるのが困難。フルコンプセットも、レアが入った瞬間に値段が跳ね上がります。

ライダーの時はシャドームーンのサタンサーベル持ちという、それほど血眼になって手に入れるほどのものでもなかったけれど、

今回はリペイントとは言えまったく別のキャラクターであるダークロプス。子供も大人も、欲しいではないですか。

そもそも変則アソートが嫌われるというのに、こんな仕様にすれば誰だって非難の声は上げるわけで。

まぁ。

肝心のダークロプスの出来が悪いんですけど。

HDMの方が数倍良いし、無理に手に入れる必要はないと思います。



次回は、カイザーベリアルに新怪獣が1体くらいラインナップされたりしそうな予感。

旧円谷ヒーローのリファインとして登場し話題を呼んでいるジャンボットやミラーナイトなどの新戦士も、

何らかのシリーズでコレクションフィギュアとして出してほしいところですね。



ではでは!




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